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【界 雲仙 宿泊記】絶品!あご出汁しゃぶしゃぶと和華蘭文化を堪能する夕食

ぐるめ

長崎・雲仙の魅力と、星野リゾートならではの洗練されたおもてなしを堪能できる「界 雲仙」。今回の長崎・雲仙への社員旅行では、この素晴らしい宿で日常を離れた特別な時間を過ごしてきました。

建築に携わる者として、空間のしつらえやデザインにも大いに刺激を受けましたが、何より心に残ったのは長崎の豊かな食文化を表現した夕食です。今回は、ぜひ泊まって味わっていただきたい「あご出汁しゃぶしゃぶ会席」の全貌を、5つのテーマに分けて詳しくレポートします。


長崎の歴史を叩き割る!? 遊び心溢れる幕開け

席に着き、まず目に飛び込んできたのは「あご出汁しゃぶしゃぶ会席」と書かれた上品なお品書き。期待に胸を膨らませていると、驚きの「先付け」が登場しました。

運ばれてきたのは、立派なお盆に乗った一枚の「湯せんべい」。その上には鬼の絵が描かれた紙が添えられ、傍らには可愛らしい小さな木槌が置かれています。これは「”鬼やらい” 湯せんべい」という一品。なんと、この木槌で湯せんべいを割り、その欠片に別の器で提供される「豚角煮リエット」を乗せていただくという趣向なのです。

雲仙の温泉水を使って焼かれるサクサクの湯せんべいと、長崎名物の豚角煮を洋風にアレンジした濃厚なリエット。和と洋、そして遊び心が融合したこの一皿は、これから始まる長崎ならではの「和華蘭(わからん)文化」を象徴するコースへの期待を最高潮に高めてくれます。続いて供された煮物椀「蛤真薯 潮仕立て」の、お出汁の深みと上品な味わいにも唸らされました。

長崎の海の幸と壱岐の銘酒が彩る「宝楽盛り」

宴も進み、テーブルがパッと華やぐ瞬間が訪れました。「宝楽盛り」と「お造り取り合わせ」の登場です。

鮮やかな朱色のお盆に、芸術品のように美しく盛り付けられた八寸とお造り。思わず感嘆の声が漏れてしまいます。宝珠玉子や小蛸甘露煮、よもぎ麩鶏味噌田楽など、一口ごとに繊細な仕事が感じられる八寸。そして、近海で獲れた新鮮な海の幸が輝くお造り。

この素晴らしいお料理に合わせたのは、長崎・壱岐島の重家酒造が醸す日本酒「よこやま」の純米吟醸。無濾過無調整ならではのフレッシュでフルーティーな香りと、しっかりとした米の旨みが、新鮮なお造りや手の込んだ八寸の味わいをさらに引き立ててくれました。美しい器から自分のお皿に取り分ける時間もまた、大人の贅沢なひとときです。

揚げ物からのメインディッシュ。出汁の香りに包まれる至福

お酒と会話が進む中、「海老蓮根俵揚げ」や「白魚奉書揚げ」などの揚げ物が運ばれてきます。サクッとした食感と塩レモンの爽やかな風味が絶妙で、メインへの良い橋渡しとなってくれました。

そしていよいよ、台の物「あご出汁しゃぶしゃぶ」の登場です。長崎県で親しまれている「あご(トビウオ)」から丁寧に取られたお出汁は、黄金色に輝き、上品で香ばしい匂いが漂います。上質なお肉をサッと出汁にくぐらせて口に運べば、お肉の甘みとあご出汁の深い旨みが一体となり、まさに至福の味わい。長崎の豊かな海と大地の恵みを同時に感じられる、大満足のメインディッシュでした。

旨みを余すことなく。〆の「五島うどん」

しゃぶしゃぶを堪能した後は、お楽しみの「食事」です。美味しいあご出汁とお肉の旨みがたっぷりと溶け出した鍋に投入されたのは、長崎名物「五島うどん」。

ツルッとした喉越しと、細麺ながらもしっかりとしたコシが特徴の五島うどんは、濃厚な旨みをまとったスープと相性抜群。たっぷりのネギを散らしていただくと、お腹がいっぱいのはずなのにスルスルと胃に収まってしまいます。長崎の食の豊かさを、最後の最後まで味わい尽くすことができる完璧な〆でした。

名物スイーツで余韻に浸る。「枇杷のかんざらし 界 雲仙風」

素晴らしいコースの最後を飾るのは、甘味「枇杷のかんざらし 界 雲仙風」です。「かんざらし」とは、白玉粉で作った小さな団子を湧き水で冷やし、特製の蜜をかけた島原半島を代表する郷土菓子。

界 雲仙では、そこに長崎特産の枇杷(びわ)を合わせ、涼しげなガラスの器で提供されます。モチモチとした白玉の食感、枇杷の優しい甘さ、そして上品な甘さの蜜が口の中をさっぱりとさせてくれます。温かいお茶とともにいただきながら、楽しかった長崎・雲仙での一日を振り返る、穏やかで満ち足りた時間となりました。


総評 星野リゾート「界 雲仙」での夕食は、単に美味しいものを食べるだけでなく、長崎の歴史や文化、豊かな自然を五感で体験できる素晴らしいエンターテインメントでした。空間の美しさと、地元の食材を活かした趣向を凝らした料理の数々。日常の喧騒から離れ、特別な時間を過ごしたい方には心からおすすめできる宿です。ぜひご自身の舌と目で、この感動を味わってみてください。

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