7月最後の朝、何気なく証券アプリを開いて目を疑いました。
画面に躍り出ていたのは、前日比で150万円以上減少という強烈な赤字表示。たった1日でこれだけの評価額が消えていくのを見ると、どれだけ場数を踏んでいても流石に「うおっ…」と声が出ますね。
一体市場で何が起きていたのか、手元の株価指標や最新のニュース、為替の不穏な動きを事細かに振り返ってみたいと思います。
今回の下落の状況:犯人は「株価」ではなく「急激な円高」!?
今回の急減の要因を探ってみると、株価自体の下落以上に「急激な円高進行(為替差損)」が大きく響いていることが分かります。日本株の下落もあったり、ドル建ての海外資産や投資信託側でまとまった評価損が発生。それがそのままポートフォリオ全体の評価額を強力に押し下げる結果となりました。
「米国株の株価そのものが暴落した」というよりは、ドル高・円安に頼っていた含み益が為替の急変動で一気に吹き飛んだというのが今回の実態に近そうです。
足元の市場環境と「為替介入?一時157円台」のカオス
「え、でもNYダウって上がってなかったっけ?」と思って市場指標を確認してみると、なかなかカオスな状況が見えてきます。
- NYダウ30種:52,208.06ドル(+613.92ドル / +1.19%の上昇)
- USD/JPY:159.59円付近(足元)
- Gold先物:4,119.80ドル(+1.71%とゴールドが高騰)
- 日経225先物(期近):63,670円(+3.18%と大幅高)
NYダウ自体は52,000ドル台を回復して順調に買われているにもかかわらず、手元の評価額が大きく減っている最大の要因が為替です。
つい先日まで1ドル=163円台まで急速に円安が進んでいたのですが、Yahoo!ニュース等の最新報道でも話題になっている通り、直近のFOMC通過後に市場へ強烈な衝撃が走りました。
市場では「政府・日銀による為替介入が入ったのではないか?」との観測が急浮上し、相場は一時1ドル=157円台まで一気に数円規模の急降下。足元では159円台まで押し戻されているものの、わずか短期間で163円台から157円台へと乱高下したため、ドル建て資産の円換算額が目減りした形です。
さらにニュース面を見ても、
- 「米Q2成長率や6月PCE鈍化に伴う利上げ観測の後退」
- 「サウジによる多国籍海洋防衛連合構想の発表(中東情勢の緊張)」
- 本日だけでも日米合わせて300件以上(国内283件、米国34件)の決算発表が集中する超・決算ラッシュ
といった材料が複雑に交錯しており、個別銘柄ごとに価格変動(ボラティリティ)が非常に激しい展開になっています。
これぞ「夏枯れ相場」の前兆??
毎年7月下旬から8月にかけては、欧米の機関投資家が本格的なサマーバケーションに入り、国内でもお盆休みに向けて市場の取引高(流動性)が細る「夏枯れ相場」の時期に入ります。
市場の参加者が減って薄商いになると、「少量の売り買いや、今回のような為替の急な動きでも価格が上下に大きく振れやすくなる」という特徴があります。
今回の急激な資産減少も、「政府・日銀の介入観測による円高ショック」「集中する決算ラッシュ」、そして「夏場の流動性低下」の3つがタイミング悪く重なった結果、一時的にボラティリティが跳ね上がった典型的な夏場の乱高下と言えそうです。
週末に向けた展開と注目のポイント
いよいよ7月最終日、週末にかけての注目のポイントは以下の3点です。
1. 日経先物の大幅高が日中場にどう波及するか
日経225先物が63,670円(+3.18%)と大きく買われているため、本日の日本株市場には強い追い風が吹く可能性があります。円高による輸出関連株への懸念はあるものの、日本株がどこまで全体のマイナス分をカバーしてくれるかが大きな見どころです。
2. 為替(ドル円)の落ち着きどころ
介入観測による急激な円高の動きが一巡し、週末にかけて159円〜160円近辺で底堅く推移できるかどうかが、週明けの海外資産評価額に大きく影響します。157円台を底にして下げ止まるかが焦点です。
3. 今夜の米国市場(週末の終値)と決算通過
金曜夜の米国市場で買い戻しの動きが入るか、あるいは週末を前にしたポジション調整の売りが続くかが、来週8月相場のスタートダッシュを左右します。ピークを迎える決算発表の通過後、好決算銘柄へ再び資金が流れてくるかに注目です。
1日で150万円以上減ると一瞬ヒヤッとしますし、画面を見た瞬間は生きた心地がしませんが、長期投資の基本は「短期的な為替の乱高下や市場の騒がしさに惑わされず、淡々と自分の運用ルールを守ること」。
こうした「夏枯れ相場」の荒波も市場の風物詩と割り切りつつ、週末の動きをじっくり見守りたいと思います!

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